鉄のフライパンを愛用しているコスケです(`・∀・´)
わが家のキッチンはガスではなくIHです。
もちろん鉄のフライパンはIHでも使えるんですが、使っていて感じるデメリットのようなものがあります。
通常のガスコンロで鉄のフライパンを使う場合ではでは感じない、IHと鉄のフライパンの組み合わせで感じるデメリットですね。
これがいくつかあるので今回は記事にしてみようと思います。
以前もブログに書いたんですが、IHと鉄のフライパンってそんなに相性が良くないです。
その理由ということになるでしょうか。
加熱のしすぎで曲がったり変形の可能性がある
まず一つは加熱のしすぎで曲がる可能性があるという点です。
鉄のフライパンは厚さで用途も違います。
分厚いフライパンはじっくり焼くのに、薄いフライパンはソテー、炒め物に向いていると思います。
しかし、IHの場合薄いフライパンは曲がる可能性が極めて高いです。
IHは非常に火力が強く、一定の場所が加熱されるためその部分が変形しやすいのです。
結構IHで使っている人もいますが、曲がった、変形したという意見を聞きます。
いきなり高火力で使うと変形する可能性が高いので、最初は弱火の2〜3程度の設定で数分温め、その後目的の温度まで加熱して使うのが良いと思います。
そうじゃないと変形してしまいますからね。
ちょっと面倒なのでその点がデメリットです。
ちなみにガスコンロでも変形はするのです。
でも、ガスコンロの場合多少変形しても問題なく使えます。
IHの場合、乗せるトッププレートは平らなので、フライパンが変形するとガタガタしたり、最悪浮いて加熱しなくなるので、使い物にならなくなってしまうのです。
こうやって乗せたとき、底面が変形しているとガタガタするわけです。
IHで使う場合はできるだけ厚目のものを使うのはもちろん、じっくり加熱して急激な加熱は避けるようにするとある程度変形は防げます。
うちは、もう何年か鉄のフライパンを使っていますが、2mm以上の厚目のフライパンを使うことと、じっくり加熱する方法で今のところ変形はしていません。
加熱ムラができる
IHで使う場合の弱点の二つ目が加熱ムラができるということです。
大半のIHではドーナツ状にコイルのようなものが入っていて、そこの部分が加熱されます。
なので、フライパンもそのドーナツ状にしか加熱されません。
下の写真は24cmの鉄のフライパンですが、強く加熱されるのはこのようにドーナツ状の部分だけで、端の方や中心部分は加熱が弱いのです。
これはテフロンなどのコーティングフライパンなら、ちょっと加熱ムラがあるよね位で済むと思いますが、鉄の場合はこの加熱ムラがすぐに焦げつきや、フライパンへくっつくなどという現象となって表れます。
加熱されている部分は焦げ付きやすいですし、されていない中心部分などは温度が低いのでくっつきやすくなります。
オムレツを作るときなどは、その傾向が顕著に出ます。
加熱される部分は色がつきやすいし、真ん中はくっつきます。
また大きいフライパンは端が全然加熱されません。
私はIHで鉄のフライパンを使う場合の最大の弱点が、この加熱ムラだと思います。
これさえなければ他は工夫次第でカバーできるのですが、こればかりはどうしようもないです。
解決策ですが、できるだけ厚いフライパンを使えば、加熱ムラは多少緩和されます。
でも、完璧ではありません。
何より厚いフライパンは重いです。
もう一つの改善策は、加熱ムラがないIHへの交換。
うちのはPanasonicの比較的上位グレードのIHなのですが、三菱の上位グレードのIHは加熱ムラがなさそうです。
三菱のびっくリングというIHなら、コイルがドーナツ状ではなく、複数に分割されて設置されています。
これなら、中心部分も加熱されるし、全体のサイズも大きめなので端の方もしっかり加熱されます。
これはかなり優秀なんじゃないかと思っています。
使ったことはないのでなんとも言えませんが、正直IHを交換したいです( ̄▽ ̄;)
三菱のサイトに、加熱の状況もありましたが、端までしっかり、全体に加熱されてますね。
よりガスコンロに近い加熱の感じかと思います。
これならフライパンの変形も防げるかもしれません。
ガスだと側面まで熱が回り込みますが、従来のIHではそれがなかったものの、この三菱のびっくリングの加熱だとしっかり側面まで熱が回っています。
理想的ですね。
フライパンの裏の汚れに注意が必要
最後がフライパンの裏の汚れです。
ガスコンロの場合、裏が多少汚れてても火で加熱されて炭化してなくなってしまいます。
裏に多少の油汚れや、食材の一部、タレなどがこびり付いても問題ないわけです。
フライパンもタワシでガシガシ洗って、火に掛ければオッケー。
かなりざっくり使えます。
しかし、IHではそうはいきません。
フライパンの裏が汚れていると、トッププレートに汚れがこびり付いてしまいます。
裏面も火で加熱されるわけではないので、汚れは炭化せず残ったまま。
ベタベタになってトッププレートにこびり付き大変なことに。
油なんかもそのままだとIHについてしまいます。
なので、鉄のフライパンの場合は裏面を特にしっかり汚れを落とさなきゃいけません。
私も裏面だけは毎回しっかり汚れを落とし、洗剤も使って綺麗にしています。
何なら、裏面は鉄そのままよりコーティングしてある方が楽です。
汚れも落ちやすいですからね。
IHで鉄のフライパンを使う場合、裏面にもコーティングがあるものを選ぶ方が使いやすいように思います。
表面の炒める部分はコーティングなしでも、あっても剥がれるのでいいのですが、裏面だけどコーティングがないと汚れは落ちづらいし、油は落ちないしで大変ですからね。
透明シリコン加工がされている鉄のフライパンがIHでは良いと思います。
通常鉄のフライパンは錆止めを除去するのに、最初に火で焼く必要がありますが、透明シリコン加工ならその必要はなく、そのまま洗ってIHで使えます。
そして、使っていると表面のシリコンは剥げて鉄肌が見えてきますが、裏面は硬い物で擦らない限りシリコン加工が残ったまま。
油汚れもスルッと取れます。
IHに向いているので、透明シリコン加工がされた鉄のフライパンを選べば、この裏面の汚れの問題はそんなに気にならないと思います。
鉄のフライパンとIHは相性が悪いが私は使う
こんな感じで、IHで鉄のフライパンというのは相性があんまり良くないです。
今回は書いていませんが、一般的な鉄のフライパンは錆止めを落とすのに、火でしっかり焼かなきゃいけません。
しかし、IHではそれができないのです。
なので、別にガスコンロなどを用意する必要があり、ちょっと面倒です。
ただ、これに関しては先ほど書いたように、シリコン加工のフライパンを使えば問題ありません。
私がそんな相性があまり良くないIHで鉄のフライパンを使うのは、やはり調理しやすいからとガシガシ使える、そしてできあがりも良いからです。
なので私はIHでも鉄のフライパンを使います。
変形に関しては加熱を工夫すれば抑えられますし、裏面の汚れもしっかり洗う、できれば裏面もコーティングのあるものを選ぶなどで対応出来ます。
加熱ムラだけはどうしようもありませんが、厚めのフライパンを使ったり、フライパンを動かすことで加熱ムラができづらいように工夫しています。
三菱のIH、びっくリングを採用できれば良いのでしょうけどね( ;´Д`)
いつかIHが壊れたら三菱のを採用したいと思います。
正直、IHで鉄のフライパンを使う上で一番問題になる、デメリットだと感じるのは加熱ムラなので、それをIH側で改善できれば言うことありません。
三菱のIH使ってみたいなぁ(´∀`=)
加熱ムラがなくなれば変形もしにくくなるでしょうし、シリコン樹脂加工のフライパンを使うことで裏の汚れも気にならず、錆止めをとる必要もないです。
IHで鉄のフライパンを使う際に発生するデメリットの大半は、三菱のIHびっくリングを使うことでほとんど解決しそうですね。
ただ、三菱の上位グレード以外のIHのコイルはドーナツ状なので、やはりIHと鉄のフライパンの問題は根深く、大半のIHに該当するものかと思います。
以上、鉄のフライパンをIHで使う際に感じるデメリットや問題点でした。